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予防接種(定期・任意)Immunization

予防接種の意義

 予防接種とはその感染症にかからないようにするために、病原体あるいは細菌が出す毒素の病原性や毒性を弱めたり、なくしたりしたもの(ワクチン)を接種することです。予防接種を行い、あらかじめ免疫をつけておくことにより、実際の病原体が体の中に入ってきたときにも免疫の力によってその病気にかからずにすむということになります。

 予防接種をすることには2つの意義があります。一つは予防接種を受けた人はその感染症から守られます。これを個人防衛といいます。もう一つは多くの人が予防接種を受けることで社会全体からその感染症が減り、結果的に予防接種を受けていない人も感染症から守られます。これを社会防衛といいます。予防接種を積極的に受けることは感染症から国民全体を守ることになり、健康の維持・推進を図ることにつながります。特に最近のグローバル化を考えれば、国家のリスクマネージメントとしても大きな意義があります。当院では小児科専門医である院長が接種を行い、単なる接種だけではなくワクチンに関する基本的な内容から専門的な内容に至るまでご説明致しますので、わからないことや不安なことがあればいつでもご相談下さい。

定期接種と任意接種 

 乳幼児期に接種するワクチンには、法律で定められ無料で接種が可能な定期接種と、個人負担となる任意接種があります。しかしどちらのワクチンも感染症予防の観点からすれば接種すべきワクチンにかわりはありません。また1歳までに接種するワクチンはとても多いので、できるかぎり複数のワクチンを同じ日に接種(同時接種)する方がスケジュールも立てやすく、接種し忘れも少なくなると思われます(スケジュール案をご参照下さい)。同時接種による副反応、免疫の獲得状況などにデメリットは認められておりません。

* 2024年4月以降に2か月のお子さんの定期接種を開始する予定がある場合、これまでの4種混合ワクチンから新たにヒブ(インフルエンザb菌)ワクチンが追加された5種混合ワクチンへ、2024年10月以降に肺炎球菌ワクチンは15価(バクニュバンス®)から20価(プレベナー®)へ順次変更となります。事前に問診表をお取り寄せの上ご予約をお取りください。(参考:日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」)

* 2024年4月1日より千代田区に住民登録がある小学校6年生から高校1年生相当の男子に対して4価HPVワクチン(ガーダシル®)の全額公費助成が開始されました。詳細につきましては千代田区保健所健康推進課感染症対策係にお問い合わせください。接種をご希望される方はオンラインにて予診票の発行申請が必要です。当院は接種指定医療機関ですが事前にご予約をお願いします。

定期接種
  • B型肝炎ワクチン(2か月~3回接種)
  • ロタウイルスワクチン(2か月~2回または3回接種)
  • 肺炎球菌結合型(PCV20)ワクチン(2か月~4回接種)
  • 五種混合(DPT+IPV+Hib)ワクチン(2か月~4回接種)
  • BCG(5か月~1回接種)
  • 日本脳炎ワクチン(6か月~4回接種)
  • 麻しん風しん混合(MR)ワクチン(1歳~2回接種)
  • 水痘ワクチン(1歳~2回接種)
  • ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(12歳~2回または3回接種)
  • 二種混合(DT)ワクチン(11歳~1回)
任意接種 
  • おたふくかぜワクチン(1歳~2回接種)*区民の方は助成があります
  • インフルエンザワクチン(13歳未満はシーズンごとに2回接種)

参考資料 

日本小児科学会ウェブサイト

* 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール  

* 日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」

千代田区でおまかせ!予防接種と育児応援ナビ

千代田区の予防接種や乳幼児健診など子育て情報をウェブアプリで提供するサービスです。ハンドルネームや誕生日などを入力するだけで予防接種のスケジュールが自動作成され、画面上で確認できるうえ変更も容易です。お子さんの予防接種のスケジュール管理でお悩みの方など、ぜひご利用ください。

③健やか親子21ウェブサイト

* 今こそ知ってほしい!!ヒトパピローマウイルス感染

 

 

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